About 2007年01月

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2007年01月 アーカイブ

2007年01月28日

リーバイス501誕生物語

 アメリカはサンフランシスコで雑貨商を営んでいたドイツ移民のリーバイ・ストラウスが、馬車の幌などに使うキャンパス地でパンツを作り、売り出したのが1850年代半ばです。
 この丈夫なパンツは「リーバースのパンツ」として西部の炭鉱労働者や鉄道建設労働者達の間で評判になりました。
 その後、「リーバイスのパンツ」を売っていたヤコブ・デイビスは、生地が丈夫なあまり、先にポケットなどがホツレてしまうことを防止するため、ポケットの口の両端に馬の鞍に使う鋲を打ち込んで、更に丈夫なパンツを作りました。
 彼はこのアイデアをリーバイスに持ち込み、リーバイスは1873年、「リベット付き衣類」の特許権を取得しました。ここに501の祖先「リベット付きキャンパス地パンツ」が正式に生れたのです。ただし、この時点で「501」という名称はなく、初めて「501」というロットナンバーが登場したのは1890年のことでした。

2007年01月29日

労働着を一般着へ・・・

 アメリカが好景気に恵まれていた1920年代前半、
リーバイスは「501」を大量生産しました。

サスペンダーで吊り、シンチベルトでウエストサイズの微調整を行っていた作業着使用を、
1922年に「ベルトループ」を付加して、一般の外出着へデザインを変えました。

そして「赤タブ」が採用されたのが1936年です。
翌年、バックポケットのリベットを「隠しリベット」に変更しています。

大戦モデル/S501XX

 1941年に第2次世界大戦が始まるとリーバイスは軍から必需産業に認められたことにより、
      物資の節約という名目で多くの制約が課せられました。

 「501XX」もシンチベルト、股リベット、ウォッチポケットのリベット、アーキュエイトステッチなどが省略されました。
 シンチベルトは、生地と金具の節約、アーキュエイトステッチは不必要とされました。

 トップボタンは、月桂樹の模様が入った市販のスチール製ドーナツボタンが使用され、リベットも銅製からスチール製に変えられています。

2007年01月30日

シンチベルトモデル・・・501XX 

 1937年から1942年の間に作られた「シンチベルトモデル・501XX」は、サスペンダーボタンがなく、シンチベルト・股リベット・ベルトループ・赤ミミ・革パッチ・ビッグEが付いています。

 パッチは革製で「501XX」の後に「C」の文字が記入されています。この「C」はシンチャー(シンチベルト)の頭文字説が有力です。

 シンチベルト(尾錠)の先はとがった針状の留め金を使用しています。

 サイドの縫い目部分にはミミを採用しています。赤い糸を通していたことから「赤ミミ」と呼ばれます。

 トップボタンには「LEVI STRAUSS&CO」の文字が刻み込まれています。

1936年に採用された赤地に白糸で「LEVI'S」のロゴが刺繍されている赤タブと、1942年に廃止された股リベットが付いています。

2007年01月31日

ギャラ入り革パッチモデル・・・501XX

 第2次世界大戦が終わり、アーキュエイトステッチ、ロゴ入りボタンが復活しました。

「Every Garment Guaranteed」という品質保証表示が入った
       革パッチ(ギャラ入り革パッチ)が付いたモデルは、1946年から1954年の間に製造された「501XX」です。

 アーキュエイトステッチは2本針になったため、中央に切り返しができ、
                      ウオッチポケット口にも2つのリベットが復活しました。

 隠しリベットも銅製になり、リベット裏は平にカットされたフラットなものになり、ドーナツボタンが外され、ロゴ入りのオリジナルボタンが復活しました。

ギャラ入り紙パッチモデル・・・501XX

 1954年に、革パッチが廃止され、変わりに紙パッチが使用されたモデルが「ギャラ入り紙パッチ501XX」です。
 紙パッチに「Every Garment Guaranteed」の文字が入っていて、バックのベルトループがセンターシームの左にずれています。

 バックポケットには隠しリベットが使われており、赤ミミは右の方にウネが上がっていく織り方の右綾織りです。

 赤タブは「ビッグE」で、ロゴの左にR(レジスター/商標登録)が入り、
                              トップボタンはロゴ入りボタンです。

周りのステッチはオレンジで、アーキュエイトステッチは、イエローの綿糸を使用しています。
 

ギャラなし紙パッチモデル・・・501XX

 1960年代になって紙パッチから「ギャラ」消えたのが、
       ギャラなし紙パッチモデル501XXであり、
             パッチのロットナンバーの欄に「501XX」と入る最後のモデルです。
 このモデルはバータック仕様になっていて、赤タブのロゴは「ビッグE」です。

 60年代中頃、「XX」の文字が取れ、501は「E」に変っていきます。
    この「ビッグE」は、当時そう名付けられていたわけではありません。

その後に登場する「スモールe」と分けるため、
       後年、「XXの文字のないビッグEのタブを持つモデル」をそう呼びました。

 1966年、社のロゴが「LEVI'S」から「LeVI'S」に変更されました。

           そしてスモールeの”66”モデルが登場してきます。