「お受験」と呼ばれる小学校受験は、
一部の特別な家庭の受験として捉えられる方も少なくないと思います。
学力の低下や、学習時間の減少が社会問題として取り上げられる現代では、
小学校受験は決して特別なものではなく、中学校受験への準備過程の一つであったり、
有名大学進学への第一歩であったりします。
小学校受験は、ご両親とお子さんの三人四脚で行うことが大切。
育児においても、お父さんが担う役割は重要で、お父さんとの関わりが深くないとバランスが取れず、
子どもの成長に悪影響。
「子育てなんて、母親がするものだ。」などと思っているお父さんも、
決して自分の子どもに興味がないわけではありません。
お母さんも「育児を手伝ってくれない。」
などと不満をぶつけるだけでなく、お父さんに何をしてもらいたいのかを考えてみましょう。
お父さんにも必ず、得意なことがあるはずです。
学校側が試験を通して知りたいのは、
「知育、徳育、体育の三つの能力が、就学前の子どもにふさわしく、
バランスよく培われているか」
であり、知的な能力だけを判定しているのではありません。
こういった能力を育み、意欲のある子に育てるのは、ご両親なのです。
そのために、お父さん、お母さんのそれぞれの役割を明確に把握し、共に協力して
小学校受験のための準備を整えていきましょう。
幼児教室は幼稚園と違い、子どもの能力に焦点を当ててカリキュラムを組みます。
子どもにはそれぞれ課題があり、個々にあった解決法を見定めることが幼児教室の
役目です。
そして、その内容を保護者の方に伝え、克服するために家庭でできることをアドバイスします。
そしてそれが小学校受験を突破するための近道になるのです。
授業内容については、子どもの発達を熟知してつくられたカリキュラムをクリアすることが
大切ですが、 ただ「やらされている」ではなく「やりたい」と思えるような授業を行います。
幼児のうちは遊びを通して学ぶことが大切で、「楽しい授業」を心がけています。
テストの形式について
小学校の入学試験は、ペーパーテストが中心になっていましたが、
平成四年度から新しい幼稚園の教育要領が実施され、保育の方針が、
従来の一斉保育から自由保育に変わりました。
入学試験にも変化が見られ、ペーパーテストを廃止して、
行動観察型のテストをする学校がふえてきたのです。
テストの形式を簡単に説明しますと、ペーパーテストは、持ち点百点から始まり、
できなかった問題の合計点を引く減点方式であり、
行動観察型のテストは、持ち点ゼロから始まり、できた問題の合計を加算していく
加点方式といえると思います。
●私立小学校
特徴 歴史と伝統に基づく確固たる教育方針が受け継がれている。
独自のカリキュラムを編成している。
公立校と違い、先生の人事異動が少ない。
<メリット>
建学の精神に基づいた教育内容、生活指導に独自のノウハウがある。
情報教育機器や体育設備は充実し、専科の教員を用し、指導体制が充実している。
系列校への進学が有利。
英語やフランス語(暁星系や白百合系)の語学教育に早期から取り組んでいる学校が多い。
先生の異動が少なく、生徒との家族的な雰囲気がある。
12年間から16年間、ゆとりのある教育環境で過ごせる。
ホームページが充実している。
<デメリット>
学費がかかり、家計への負担がある。
募集人員は少なく、狭き門をくぐるために、受験準備が必要となる。
国立大学附属小学校 特徴 大学の「実験施設」という前提がある。
エリート校化しており、倍率が高い。
学力考査に抽選があり、「運」に左右される。
●国立小学校
<メリット >
学費は公立なみ。
大学と連携した先端的な授業が展開されることがある。
<デメリット>
抽選がある。
通学範囲が決められている。
教育実習生の受け入れや、他校の先生が授業を見学する機会が多い。
附属中・高への進学に条件がある。
●公立小学校
特徴 学費を抑えることができる。「近所の友達と一緒に学べる。」
「総合的な学習の時間」で地域の自然や行事に親しむといった授業を私立同様に行っている。
<メリット >
学費が抑えられる。
自治体によっては学校選択制を導入し、英語教育などの先端授業を行っている。
公立の小中一貫校、中高一貫校もできているので、チャレンジ精神のある子供には有利。
<デメリット>
教育改革にカリキュラムが左右されやすい。
校長先生も含めて先生の異動があるので、実践が継続しにくい。
地域指定があり、学校を自由に選択できない。
先行き受験が待っている。
ホームページなど、ネット上の情報公開が進んでいない。