高校受験では、同じくらいの得点力の受験生が
同じ高校の同じ学科を受験することが多いため、
他の受験生より「一点」でも多く得点することを考えて答案を作成しなければなりません。
ここで国語という教科で、「一点」でも多く得点するためにはどうすればよいか。
これは国語に限ったことではありませんが、
答案は可能な限り大きく、濃く、丁寧に書いてください。
小さすぎる字、薄過ぎる字、乱暴な字は、採点する時に非常に読みづらく、
採点者も厳しい目で注意して見ることになります。
採点対象外にされることもありますので、答案を見直す時に、
「読みづらいかも」と心配な字は、一度消して書き直したほうがよいかもしれません。
国語にも正確な暗記が直接得点に結びつく設問がありますので、
知識量を増やしてください。
具体的には、漢字の読み書き、語意、慣用句、四字熟語、文学史などです。
とくに漢字は、公立高校はもちろんどの私立高校でも、
十問程度は確実に毎年出題されています。
音読みよりも訓読みを苦手とする受験生が多いようですから、
訓読みに強くなることをお勧めします。
また文学史は、作品名も作者名も全て固有名詞ですので、漢字で正確に覚えてください。
「徒然草」なら正解、「つれづれぐさ」なら不正解です。
暗記には、必ずしも1時間2時間のまとまった時間は必要ありません。
5分10分のこま切れの時間をぜひ活用して知識量を増やしてほしいと思います。
設問を注意深く読んで解答してください。
選択問題では「適切なものを選びなさい」と「適切でないものを選びなさい」とを
間違えた解答を、また記述問題では「本文中から抜き出しなさい」と
「本文中の語句を使って説明しなさい」とを間違えた解答をよく見かけます。
このようなうっかりミスが合否を左右する場合もあります。
出題の意図をよく考えて解答してください。私が記述問題の採点をする時は、
まず「解答の中に当然入るべき語句が含まれているか」を、
次に「設問にふさわしい終わり方をしているか」を見、
最後に「日本文としておかしくないか」を確認します。
とくに「あなたの意見を述べなさい」という設問でないかぎり、
国語は「見つける」教科だと思います。
出題者は「この語句を見落としてほしくない」、
「この文に注目してほしい」と考えながら出題しますので、
その語句や文を必ず解答に使ってください。
それは一つだけとは限りません。また「なぜですか」という設問では「から」で、
「どのような状況ですか」という設問では「という状況」で
終わることを出題者は期待していますので、終わり方にも注意を払ってください。
読み直しも大切で、「主部と述部が対応しているか」、
「係り受けがおかしくないか」をよく確認してください。
このような作業が、減点のない完全な解答を生むのです。
第三と第四については、練習問題を繰り返し解くことで対策するしかないと思います。
受験まであと数カ月、悔いの残らないよう、しっかり受験勉強を進めてください。